ちきり伊勢屋~三遊亭圓生・林家正蔵・三遊亭金馬



親の因果が子に報へども 積善の家に余慶あり

ちきり伊勢屋~三遊亭圓生


麹町の質屋「ちきり伊勢屋」の若旦那傳次郎(でんじろう)が、評判の高い易者の白井左近を訪ねて自分の縁談の吉兆を見てもらいたいと申し出ます。

左近は縁談をなさると後に嘆きを残すことになる。あなたは死にます。来年二月十五日の正九つに死ぬと告げます。

傳次郎の父が巨万の富を作ったのには、身代を残そう増やそうと金に目が眩み、人の情がわからずに強欲な商いで人を泣かせてきたためにあなたにその因果がめぐってきということだ。
ヤケにならずに人に慈善をし、施しを行っていけばその徳によって今度は長生きをするように生まれ変わることもできましょう。

気を落として店に帰った傳次郎、番頭や店の主だった者を集めて話しをしまして今日限り商売をやめる、番頭には千両、他のものにも相応を手当をするから暇を出すと言い、町を歩き回って施しを行います。赤坂の喰違坂で首を吊って親子心中をしようという母娘に百両を与えて助け、貧乏な人や病人を見れば金を与えて助けていきます。

覚書

柳家に受け継がれた話で、傳次郎の葬儀までを前編、休憩をはさんで後編、合わせて二時間を超える大ネタです。

昭和期では圓生、正蔵が得意としました。圓生は二代目小さんの速記を見て覚え、正蔵は三代目小さんの弟子になっていた時期に覚えたものと言います。

ちきり伊勢屋(下)~林家正蔵

ちきり伊勢屋~三遊亭金馬

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