しの字嫌い(しの字丁稚)~三遊亭圓生・桂ざこば・金原亭馬の助【動画】



しの字嫌い~三遊亭圓生

人の言うことに何かと逆らう人というのはままいるものでして、

下男の清蔵は、主人が「火をおこせ」と言えば「それは炭をおこせということか」

「煙草盆に火を入れろ」と言えば「それを言うなら煙草盆の中の火入れの中の灰の上へ火を入れると言うだ」。

提灯に火をつけろと言えば「提灯が燃えべぇ」

主人、この理屈癖をなんとかしてやろうと、考えついたのは、手を叩いてどちらの手が鳴ったか言ってみろと言いいますと、清蔵は、オラは敷居の上へ立つので前へ行くか後ろへ行くか当ててみろ。

蓋をあけずに茶を飲めと言えば、渋い茶は苦手なので蓋を開けずに湯を入れてくれと言い返されます。

なんとかやりこめてやろうと考えついたのが、昔、曽呂利新左衛門が「しり」という言葉を封じられて困ったというが、「し」を封じることにします。

早速清蔵を呼んで今日から「し」と言うのを封じる。
お前が「し」と言ったら給金はなし、自分が言ったらなんでも好きなものをやると約束します。

覚書

聴いていてなんだかもどかしく、妙な気分になってくる噺です。

「し」を言わないというのは案外難しく、速記本などでこの演題を見ると、演者も気づかないうちに「し」を言ってしまっていて、客も気づかなかったということもままあります。

しの字丁稚~桂ざこば


上方では旦那が丁稚の中で知恵が回ると言われる定吉を呼んで知恵比べをするところから始まります。

東西で筋はだいたい同じで金勘定からのサゲも同じですが、ざこばのように、京都四条の四国屋庄兵衛からの注文書を読ませるというやりかたもあります。

しの字嫌い~金原亭馬の助(初代)

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