蜆売り~立川志の輔・古今亭志ん生・林家染二・桂小南【動画】






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立川志の輔~新版 しじみ売り【動画】

江戸茅場町で魚屋を営む和泉屋次郎吉という男。普段は何の変哲もない魚屋ですが、裏の顔は”鼠小僧次郎吉”。庶民を苦しめる金持ち、大名から金を盗んで貧しい人、困っている人たちの家に金を投げ込む義賊として知られています。

師走の雪の朝、次郎吉が昨晩の博打で大負けをしてゲンなおしだと新橋汐留までやってきますと、料理屋の店先で店主が十歳ほどの子供の蜆売りに「シジミなどいらん」と怒鳴っています。次郎長が見とがめ「全部買ってやるから川に放してやれ。この店で一杯やっているのでお代を取りに来い」と言います。

戻ってきた子供を火に当たらせ、料理を食べろと言いますが、子供は「家に持って帰って母親と姉に食べさせたい」と言います。母親は目が見えず、姉は病で寝たきりになっているという。かわいそうに思った次郎長が蜆の代金と、別に五両を渡そうとすると、「蜆の代金はいただきますが五両はもらえません。知らない人から金をもらってはいけないと毎日姉に言われているから」と断ります。

知らない人から金をもらうなというのはまっとうな話だが、毎日とはどういう事情か話してみてくれないか、と聞く次郎吉。子供はおもしろい話ではないからと断りますが、促されて話し始めます。

覚書

志ん生が、小金井芦風の名前で講談師をやっていた頃に、師匠の小金井芦州からゆずりうけた『鼠小僧次郎吉』を落語に仕立て直しました。身代わりに子分を自首させて「鼠小僧次郎吉の人情噺『雪の朝のしじみ売り』と題した一席、お時間でございます」でサゲていましたが、これでは美談に傷と、後年では次郎吉自身が自首するように改めています。

上方では、十日戎の日(一月十日)という設定で、鼠小僧次郎吉は出てこず、親方と呼ばれる大店の人物がしじみを買って事情を聞きます。しじみ売りの子の姉は、夫と商売をしていたが失敗して借金を苦に戎橋から飛び込もうとしたところを通りがかった人に止められ、金で済むことならと大金をくれたが、急に裕福になったことと近所で強盗があったことを結び付けられて夫は牢に入れられているという設定になります。

親方は、川へ飛び込もうとしていた二人を助けたのは自分。そのせいで子供が蜆売りをしていることを知ることになります。雪の中、空になった桶をかついだ子供が、習慣になっているのでしょう、しじみの売り声を出すのを聞きながら「俺があの子の姉を助けたことが、あの子に甲斐があったのかなぁ」「甲斐があったさかい、しじみ売れてまんねん」でサゲます。

江戸落語に比べてそのあとこの家族がどうなったのかはわからず仕舞・・・もう少し丁寧な筋立てを考えてほしい気がします。。

志の輔は「もう明日から蜆を売らなくてもよくなるからな」「ありがとう、でもおじさんに悪ぃや」「なぜおじさんに悪い?」「おじさんが明日っから代わりに蜆売ってくれるんでしょ」でサゲています。

古今亭志ん生~蜆売り

林家染二~しじみ売り

桂文我~蜆売り

桂小文治~蜆売り

落語 蜆売り ディスコグラフィ

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