橋場の雪(夢の瀬川)~柳家三三






お笑い・漫才芸人列伝お笑い・漫才芸人列伝
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「あなた、あなた」

橋場の雪~柳家三三

ある商家の若旦那のところへ幇間の一八が来て「向島の料亭で瀬川花魁が待っている」と言います。女房のお花に気づかれないよう家を抜け出して、瀬川のことを考えながら歩いているうちに吾妻橋を通り過ぎ、橋場の渡しのあたりまで来てしまいます。

ちょうど船が出る所で呼び止めましたが船は行ってしまう。困ったなと思っていると三十前と見える実にいい女が傘をさしかけてくれ「亡くなった旦那に瓜二つ、近くなのでお茶でもどうぞ」と言う。そこへ船が戻ってきたので、心残りつつも向島へ渡ると、瀬川は今しがた帰ったとのこと。

仕方なく渡し船のところへ戻ると船はあるが船頭はいない。そこへ小僧の定吉が傘と足駄を持って迎えに来ます。定吉が対岸の二階で女が手招きをしているのを見つけ「父親が船頭だったので船を漕げる。」と言いますので、駄賃を渡して対岸へ。

女は喜んで招き入れ、料理と酒をふるまいます。若旦那が飲み過ぎで頭が痛くなったと次の間の布団に横になりますと、長襦袢ひとつになった女が「布団の隅に、、」と入ってきて「あなた、あなた」

「あなた、あなた」という声に目を覚ますと女房のお花。どんな夢を見ていたのかと聞かれ、「夢の話をしないばかりに奉行所へ行ったり天狗に縛られるのもかなわないから。。」と話し出します。

覚書

別題「夢の瀬川」。人情噺「松葉屋瀬川(雪の瀬川)」を改変して落とし噺としたもので、さらに「夢の酒」へと進化します。

落語 橋場の雪・夢の瀬川 ディスコグラフィー

金原亭馬生
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