星野屋~桂文珍・古今亭志ん生・春風亭柳橋・桂文楽






お笑い・漫才芸人列伝お笑い・漫才芸人列伝
古今東西のお笑い・漫才芸人の貴重な映像・音声を集積。
明治・大正・昭和・平成・令和の数々の芸人を、映像と音声で紹介します。

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死んで花実が咲くものか

星野屋~桂文珍

星野屋の旦那、水茶屋で馴染みのお花に「大事な話がある、今日限り私と別れてもらいたい。」と言い出し、手切れ金二十両を差し出します。

お花は「こんな金がほしくて世話になっていたのではない、お前さんに心底惚れていたからこそ。別れるくらいなら死んでしまいます」と言います。

旦那は「他に女ができたというようなことではない。最近景気が悪く店が人手にわたることになった。自分もこの歳で一からやり直すということもできない、お花、よいことを言うてくれた。一緒に死のう。」と言い出します。

お花には毛頭そんな気はありません。旦那が帰ったあと「どうしよう」と母親に相談をします。

覚書

心中をもちかけて女の心根を試す噺は「辰巳の辻占」などもありますが、女のほうが一枚上手。
「別れるなら死んでしまいます。」と言った女に、「では一緒に死のう。」ともちかけると、なんとか逃れようと算段しはじめます。

当時の水茶屋は、人通りの多い通りや参詣人の多い寺社の付近で給仕の「看板娘」を競い合っていました。

看板娘として人気の高かったおせん(谷中笠森稲荷鍵屋)、おきた(浅草随身門前難波屋)、おひさ(薬研堀高島)などは、一枚絵が売り出されるなどアイドル的な存在でもありました。

客が座ると茶と茶菓子を出し、客は五十文程度を置くというちょっとした休憩所として使われるのが通常でしたが、女が酌婦として、また金次第で客の相手をしたり妾になったりという風俗的な店が増えてきたため、幕府は水茶屋に若い娘を置くことを禁止し、天保の改革では商売替えをするようお触れが出て衰退していくことになります。

星野屋~古今亭志ん生

江戸落語では妻にお花のことがばれ、別れることを約束させられた設定で始まります。

実際に浅草にあった水茶屋「桜木」が舞台。お花も実在の人物で、歌舞伎の「盲長屋梅加賀鳶」にも登場します。

春風亭柳橋 星野屋

星野屋~桂文楽

星野屋~春風亭小朝

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