御慶~柳屋小さん・古今亭志ん朝






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御慶~柳屋小さん

富くじに狂っている八五郎。当時は一分が千両になるというものですから夢中になるのも無理はありません。商売もそっちのけで女房もの意見もどこ吹く風、「今度は当たる」「次は間違いない」と留まるところを知りません。

「今日も富くじを買いに行くから金を出せ」という八五郎に女房は「もう何もない。」「半纏があるじゃねぇかそれを脱げ」と質屋に持っていきまして富くじを買いに出かけます。

昨日は鶴とハシゴの夢を見た。鶴は1000年ハシゴは845、鶴の千八百四十五番を買いたいと富くじ屋に頼みますがそれは先程他の人が買っていったと言われ、どうしようかと境内をうろついていますと辻占に呼び止められます。

辻占に夢の話をしますと、「富くじなどは当たるものではない止めたほうがよいが、、」と言いながら、ハシゴというものは上がるもの、下から五百四十八番、鶴の千五百四十八番というのが正解だと言われます。

再び富くじ屋にとって返してこの富くじを買い、突き上げの行われる境内へ。

覚書

代々柳屋が受け継いできた江戸落語です。四代目の小さんが、それまで「八五郎年始」「富の八五郎」とされていた江戸落語を「御慶」の題に改めました。

サゲは、近所の半公に大家に教えられた新年の挨拶「御慶」を「ギョケイッ!ギョケイッ!」と連発する八五郎に、半公が、
「なんでえ、鶏が卵産んだのかと思ったら八公か」
「てやんでえ、ギョケイッ言ったんだい」
「ああ、恵方(えほう)詣りに行ってきたんだ」
というものですが、もう何を言っているのかわかりません。

江戸っ子の言葉は威勢よく短くなり「ギョケイッ言ったんだい」というのは、「ギョケイって言ったんだ」ということで、これを「どけぇいったんだ」「どこへ行ったんだ」と聞かれたと勘違いした半公が、恵方参り(その年の干支の定めた吉方角にある神社へのお詣り)に行ってきたんだと答えます。
・・・解ってもあまりおもしろくないですね。。

御慶~古今亭志ん朝

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