宗論(しゅうろん)~柳家小三治・三遊亭圓橘他






お笑い・漫才芸人列伝お笑い・漫才芸人列伝
古今東西のお笑い・漫才芸人の貴重な映像・音声を集積。
明治・大正・昭和・平成・令和の数々の芸人を、映像と音声で紹介します。

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宗論はどちら負けても釈迦の恥

宗論~柳家小三治

ある商家の旦那。番頭に「倅の藤三郎が朝からでかけて帰って来ない。きっと教会に行ってるんだ。うちは代々の浄土真宗なのに、今日帰ってきたらとことん小言を言うから止め立てしないように」と言い含めます。藤三郎が帰ってきますと「お父様ただいま帰りました」と手を差し出し握手を求めます。

日本にはおじぎという礼儀があると怒り、「猫の手も借りたい時にどこへ行っていた」と言いますと藤三郎は「関西からピースという牧師様がいらっしゃいましたので、お説教を聴いてきました」旦那は「死んだお婆さんに連れられてあちこちの寺を回っていたのに、なぜ耶蘇教だキリスト教などを信心するのか」と聞きますが意見が噛み合いません。

賛美歌まで歌い出す藤三郎に怒った旦那が殴りますと、飯炊きの権助が仲裁に入り「”宗論はどちら負けても釈迦の恥”若旦那を許してやってくれ」と頼みます。

覚書

大正の始め頃に益田太郎冠者が作った准古典落語で、日蓮宗と浄土宗の僧が京都安土で繰り広げた『安土宗論』にヒントを得て改作したものと言われています。『安土宗論』では信長が審判を派遣し、法華側が「”妙”の一字を捨てるか、捨てざるか」の問いに答えられずに負けとなり、今後は他宗を誹謗しないとの起請文を書かされます。

宗論 林家染雀

宗論争ひ~三代目 三遊亭圓橘

大正五年発売のSP盤。貴重な録音です。昔のことなので題は『宗論争ひ』”い”ではなく”ひ”なのがなんとも時代を感じます。

落語 宗論(Spotify)

Spotify:PC・タブレットでは無料会員でもSpotifyにログインしている状態で月15時間以内なら全編聴けます。スマホは無料会員はプレビュー再生後タップでSpotifyアプリに移動してランダム再生になります。運が良ければそのまま聴けます。

春風亭正朝/宗論

三遊亭竜楽/宗論

落語 宗論 ディスコグラフィ

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柳家小三治
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春風亭柳枝
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