黄金餅~立川談志・古今亭志ん生・古今亭志ん朝【動画】






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もったいねぇなぁ。天下の通用をみんな腹の中にいれちまいやがった

黄金餅~立川談志【動画】

下谷山崎町に住む願人坊主 西念は金に執着して相当小金を溜め込んでいるとの噂。最近体が悪く寝込んでいますが金がもったいないと医者にも行かず薬も買わない。隣に住む金山寺味噌売りの金兵衛が何かと面倒をみており、見舞いに訪れますと「あんころ餅が食べたい」と言いますので金兵衛が買ってきてあげます。

人が見てると食べられない性分だと言うので金兵衛は家に帰りますが、せっかく買ってきてやったのにと癪にさわり壁の穴から覗き見をしますと、西念は餅から餡を取り出して食べ、残った餅に金をくるんでこれも口へ。持っていた小粒金をすべて餅にくるんで食べ終わるとにわかに苦しみだしてそのまま事切れてしまいます。

金兵衛は大家に知らせて「自分が葬儀を出す」と長屋の連中を頼んで麻布絶口釜無村の木蓮寺という貧乏寺へ運び、値切りに値切って形ばかりの葬儀をあげ、桐ヶ谷の焼き場に一人で担ぎ込んで「故人の遺言で腹のところは生焼けにしてくれ」と言いつけます。

覚書

金が惜しいばかりに医者にもかからず金を残らず飲んで死んでしまう西念、この腹中の金を取り出す算段をする金兵衛。

ストーリーだけを聞いたり読んだりすると、なんと残酷で浅ましく陰惨な噺だとこの噺を嫌う人も少なくありません。しかし、志ん生や談志の飄々とした語り口でくすぐりも多く会場は常時笑いに包まれます。

私達はこの噺ができた頃の貧民街の暮らしを知らず、空腹を満たすために、動いてるものならなんでも捕まえて食べる、生活の糧を得るために泥棒でも乞食でもなんでもしようという環境は理解できないところもあります。でも考えてみれば自分で手を汚さず人を騙したり殺すようなことをして金儲けをしている人や企業はたくさんあり、それに比べれば金兵衛はまだ罪が軽いのではないかとも思えます。

ちなみにこの噺は、祭礼など縁起物『黄金餅』(粟餅)の由来として語られますが、この名前は餅の色が黄色だったことからつけられたものですので関係はありません。

黄金餅~古今亭志ん生

黄金餅~古今亭志ん朝

落語 黄金餅(Spotify)

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立川志の八

落語 黄金餅 ディスコグラフィ

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