転宅~三遊亭金馬・柳亭市馬・桃月庵白酒
『お笑い・漫才芸人列伝』
古今東西のお笑い・漫才芸人の貴重な映像・音声を集積。
明治・大正・昭和・平成・令和の数々の芸人を、映像と音声で紹介します。
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どうするどうする!
転宅~三遊亭金馬
あるお妾。旦那は「今日は泊まれないから」と次を約束して帰るのを五六間見送りして家に戻ります。戸締まりをして座敷に入ると、男が座敷に上がりこんでお膳に残っていた料理を食べて酒を飲んでいる。男は、「俺は泥棒だ」とすごんで見せますがお妾は驚かず「あたしも同業だ。今の旦那には愛想が尽きている。お金もあるから連れて逃げてくれ」と言います。
この場で盃を交わし「明日の昼に迎えに来てほしい。あそこへ行きたい、ここへ行きたい」と言い、夫婦は一心同体だからと泥棒の紙入れを預かります。
覚書
笑本『はつわらい』(天明8年(1703年)刊)の『かたり』を元にした古典落語。娘義太夫が大変に流行った明治中期に作られたものと言われます。娘義太夫は当時のアイドル的な存在で、若い書生たちが毎日のようにこぞって集まり、山場にかかると「どうするどうする!」と叫んで “どうする連” という言葉も生まれました。
義太夫や浄瑠璃は身近なものでなくなってしまいましたが、この噺の展開はおもしろいので東西の高座にかかり、サゲも演者によって工夫されています。
転宅~柳亭市馬
転宅 橘家文左衛門
転宅~桃月庵白酒
落語 転宅 ディスコグラフィー
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