質屋芝居~笑福亭松鶴・桂春之輔



定吉の勘平、番頭の伴内。二人ともなかなかやりよる

質屋芝居~笑福亭松鶴

主人から丁稚まで皆、芝居好きな質屋。
ある男が、葬式が始まるので葬式用の裃をすぐに出してほしいと入ってきます。

丁稚の定吉が三番蔵に行きますと、隣りの稽古屋から「序の舞」が聞こえてきます。この囃子で演る芝居があったと、出した裃をつけて忠臣蔵の三段目「喧嘩場」を演じ始めます。

店では、もうすぐ葬式が始まると男が焦っておりますので店主は番頭に見てくるように言いつけようとしますと、もう一人客が入り、布団を出してほしいと言います。

布団も三番蔵だからついでに定吉の様子も見てくるようにと言われた番頭が三番蔵へ向かいますと、定吉が裃をつけて目を向いている。

定吉は、忠臣蔵の三段目「喧嘩場」を一人二役でやっていたが、布団を出すのなら「塀外の場」書割にもってこい。役者が揃ったので二人で塀外をやろうと言い、番頭も乗ってきます。

しびれを切らせた二人の客に催促されて今度は主人が三番蔵へ。

覚書

華やかな芝居噺で、芝居の身振り手振りも醍醐味なので、聴くよりは観る落語です。
江戸後期から歌舞伎が入場料の高い仕切り席を増やして実質の入場料を値上げし、大衆に縁遠いものになったことから、寄席で芝居の雰囲気を提供し、また味わおうという客が増えました。

幕末から明治にかけては寄席が町内に一軒はあるというくらいになり、木戸銭は三十~四十文。歌舞伎は切り落とし(土間)でも百三十文と言いますから大衆娯楽として芝居噺を楽しむのにはうってつけだったのでしょう。

質屋芝居~桂春之輔


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