蚊いくさ~三遊亭圓生



蚊を追い出す方法とは

蚊いくさ~三遊亭圓生


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剣術に凝って仕事そっちのけで道場に通う八百屋の八五郎。

女房から子供が蚊に喰われてかわいそうだが蚊帳を質から出す金もない。剣術はもう少し暮らしが立つように仕事をしてからにしてくれ、先生のところに行ってしばらく稽古を休むと断ってこいと言われます。

仕方なく道場に向かった八五郎。事情を話しますと先生は、蚊が出てこなければ稽古を続けられるなら蚊と戦をしなさいと言います。

家を城に見立て、女房は北の方御台所、息子を公達若君として表を大手、裏を搦め手、引き戸を物見櫓、前のドブを掘りと見なす。

これをすべて開け放って敵を招き入れて「やあやあ敵の面々よく聞け 当城においては今宵は蚊帳を吊らんぞや、来たれや来たれと敵を招き入れる」

敵が安心をして入ってきたら大手搦め手櫓を閉めて狼煙(蚊いぶし)を上げる。敵が苦しんだところをみはからってすべてを開ければ敵は逃げ失せる。そこでもう一度全て閉めればよい。一匹二匹落ち武者が残ればこれを打ち殺しなさいと教えます。

長屋に帰ってきた八五郎、女房に説明をして夜になります。

覚書

維新前、不安定な世情の頃に作られた噺で、侍の権威も地に落ち、町人も自衛のために剣術の稽古をする者が多かったようです。

昔は蚊が数え切れないほど集まって黒い柱のように見えるのを蚊柱などと言っていましたが、蚊柱に襲われて体中を刺され、高熱で何日もうなされたりひどい時には亡くなってしまうというようなこともありました。

大昔に田舎の親戚の家で蚊帳の中で寝たことがあります。見た目は涼しい感じがしますが、あの中は熱が逃げず風もさほど通さずの存外暑いもので当時は冷房などはありませんでしたからずいぶん寝苦しい思いをしました。

現在でも人間の命を奪う生物は蚊で、蚊によって毎年70万人以上の人が亡くなっています。ちなみに二位は人間で年間47万人。蛇が5万人とつづきます。

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