菊江の仏壇~桂米朝・柳家さん喬・桂小南・金原亭馬生・五街道雲助【動画】



桂米朝~菊江仏壇

船場の糸丼屋の旦那が、若旦那に意見をしています。
「こなたはどうしてお花を見舞いに行てやらん」

お花は、若旦那が北の菊江という芸者に入れ込んでほとんど家に帰ってこないことを気に病み、体調もくずして実家で療養をしています。

若旦那は、「わて、病人の見舞い嫌いでんねん」

お花の実家から、すぐにおいでいただきたいという知らせが来たので、旦那は、番頭に若旦那を家から出ないように言いつけて見舞いに向かいます。
若旦那はこれ幸いと出かけようとしますが、番頭に止められ仕方がないと、番頭相手に話をしはじめます。

番頭を褒めながら、
「しかし、世間にはお前はんみたいな番頭ばっかりやない。うわべは忠実そうにしてるが、なかなか油断のならん番頭も世間には仰山あるで」

「わいも一人知ってるが、新町や堀江の隠れ遊びに行って、そのうち気に入った妓ができたもんやから淀屋小路あたりに囲うとんねん。」

「ま、そんなことしとったら、帳面のほうにも無理がでけるわなぁ」

「そいつはこの町内の糸屋の番頭で、そこの家にはえらい極道な息子が一人居とんねん。」


覚書

若旦那が番頭が女を囲っているのを知っていて脅すくだりは「山崎屋」にも見られます。

非常に長い話で、旦那と若旦那の話に始まり、若旦那と番頭、店の者たちを集めての宴会などさまざまな展開があり、米朝も「むやみやたらにむつかしい上に、あんまり面白ない話でして私もあんまりやっておりません。」と言いながら、「珍しいのと、昔の風俗や人情がよう出てるところがありまして」と前置きをしています。

柳家さん喬~白ざつま


江戸落語には明治の始めころに移され、「白ざつま」の題で演じられます。
菊江は湯上りで白地の浴衣(白薩摩)に髪もまとめていない状態で急かされて店に来ます。

単衣白地の白薩摩と経帷子、ざんばら髪。大旦那が幽霊と間違えてしまう伏線がごく自然に張られています。

桂小南~菊江の仏壇

金原亭馬生(十代目)~菊江の仏壇

五街道雲助~菊江の仏壇【動画】

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