芝浜~談志・志ん朝・志ん生他【動画】



立川談志~芝浜【動画】


天秤をかついで魚を行商している熊五郎。
魚を見分ける目も効き、包丁も一流だが、無類の酒好き。
ここ三月ほど酒ばかり飲んで行商に出ていきません。
ある日、業を煮やした女房に起こされてしぶしぶ河岸に出かけます。

ところが女房が早く起こしすぎたと見えてまだ河岸も開いていません。
仕方がないので、芝の浜で少し待つことにします。

静かな海に朝日が昇ってくる。
波の間に間に何か動いているのを見つけ、引き寄せてみるとずっしりと重い革の財布。

慌てて家に帰り、女房と一緒に数えてみると、四十二両。

熊さん喜んで近所の連中を呼んで大宴会を催します。
翌朝、女房に起こされる熊さん。
女房は起きて仕事に行ってくれと頼みます。

「昨日の払いもどうすんのよ」
「何を言ってんだ、昨日拾った財布があるだろう」
「財布って何よ 夢でも見てたんじゃないの?」
・・・・・
「ってことは、財布を拾ったのは夢で飲み食いしたのはホント?」

この日以来、熊五郎は好きな酒もぷっつりとやめ、
仕事に精を出して働いて借金もなく、三年目の大晦日を迎えます。

除夜の鐘が鳴り始めた頃、女房が改まって話があると熊五郎に言います。

覚書

人情噺の最高峰です。
夫婦の情愛が最高潮になったところでのサゲも秀逸で、泣き笑いをしながら胸が暖かくなっているのを感じます。

演者によって五十両だったり八十ニ両だったりとまちまちですが、現在の米の価格と比較して、一両の価値は15万円から20万円くらいとされていますので五十両で600万円から800万円というところでしょうか。
ただ、昔は金の価値が高く物の値段が安かったので贅沢をしなければ一生食べていけるような額でした。

古今亭志ん朝~芝浜【動画】

古今亭志ん生~芝浜【動画】

三笑亭可楽(八代目)~芝浜

三遊亭圓楽(五代目)~芝浜


談志の噺とほぼ同じ展開です。仲がよかったと言いますから二人で練っていったものかもしれません。いい味を出しています。

桂三木助~芝浜


芝浜での朝の風景の描写がみごとですね。
「お、お天道様がでてきた。いい色だなぁ、よく空色っていうと青いもんのことをいうけれど、
朝、日の出の時ってのは五色の色だ。小判みたいな色、白いようなところもあり、青っぽいところもあり、どす黒いところもあり・・」

桂雀三郎~夢の革財布


上方では、夢の革財布、浜は住吉浜として演じられています。

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