稽古屋~古今亭志ん生・桂文枝・古今亭志ん朝・桂文珍



世辞で丸めて浮気でこねて

稽古屋~古今亭志ん生

「女にモテたいんだけど、どうしたらいいでしょう」と男がご隠居に相談しています。

金でもあればいいがとご隠居が言うと、金は持ってる三十銭。
かくし芸があるかと聞くと脇の下にある。人にできないことがあるかと聞くと鼻でうどんを食う、と話にならない。

ご隠居の知り合いの清元の師匠を紹介すると言われて、稽古屋へ向かいます。

初めてならば「喜撰」がよかろうと師匠につづいてやってみますが、はじめは棒読み、節をつけてと言われると、のぞきからくりの口上のよう。

これはだめだと師匠は「すりばち」の本を渡し、高いところで大きな声で三日ほど練習すれば声がふっきれるからと言って帰します。

覚書

鳶頭の権八上(其小唄夢廓・そのこうた ゆめもよしわら)が木遣り混じりになっていく巧さは志ん生ならでは。

音曲や芝居を皆が知っていた昔はそれを真似た音曲噺や芝居噺、役者の声色などが大層流行りましたが、現代ではよほど好きでないと元を知らず、元を知らないと上手下手もわかりませんし聴いていておもしろくないということで音曲噺は廃れてきています。

TVやネットの普及や素人同然のタレントがもてはやされて、日本中で知らない人がいないというような俳優や歌手が少なくなったということもあるのでしょうが、物真似芸人がタレントや歌手の真似をしているのを見ても、笑っているのは若い子たちだけで我々のような年寄りは元を知らないので似ているかどうかもわからず笑うに笑えないのと同じようなものでしょう。

しかし音曲や踊りの素養のある落語家は本当に少なくなりました。

稽古屋~桂文枝

稽古屋~古今亭志ん朝

稽古屋~桂文珍

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