狸の化け寺~桂米朝・桂ざこば【動画】




江戸時代の土木を支えた黒鍬組が、ある村の河の堤の修理に訪れます。

火の玉の領五郎以下三十人ほどで来ましたが、まとまってお泊めするところがない。
分宿してほしいと庄屋が言いますが、

領五郎は気の荒い連中ばかり、酒でも飲んで暴れる者が出ないとも限らずどこか寺でもあればそこにまとまって泊まりたいと言います。

実は古寺があるが、住職もおらず荒れ果てて最近では化物も出ると言いますが、
それではこちらから望んで泊まらせて欲しい。火の玉の領五郎、化物の話を聞いて後へ寄ったという噂でも立てばこのあたりを歩くことができなくなる。

男三十人、一度に食われることもないだろうし、化物が出ても退治とまではいかずとも正体を見極めることくらいはできるだろうと言い、寺へ向かいます。


覚書

米朝が復活させたたいへんめずらしい噺です。

黒鍬組(くろくわ)は黒鍬衆 畔鍬とも呼ばれ、江戸時代に全国各地へ赴いて土木の事業を行っていました。

力自慢荒くれ男の集まりで、戦などにも参加して、幕末の彰義隊にも多数加わっていました。

題は怪談風ですが、古狸の化物と領五郎率いる黒鍬組との攻防が面白おかしく展開する”あほらしい”噺です。

サゲは、天女の金箔が擦れている(剥げている)というのと、狸の天女の化けの皮が剥げかかっていること、狸の「”金”が擦れてる、金が擦れてる」と呟くのをかけたものですね。

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