浮世風呂~三遊亭圓生・雷門福助・古今亭志ん生・春風亭小柳枝・柳家小さん



てんでんに浄瑠璃洗う風呂の中

浮世風呂~三遊亭圓生


男は流しに出ている時は静かですが、湯船に浸かっていると歌などを唄って騒々しい。ご婦人方は逆で湯に浸かっている時は静かですが、洗い場に出ると世間話で賑やかになります。

お年寄りなどは、長々としゃべっていると相手はもう帰ってしまっている。

男湯は湯に入るとがぜん賑やかになります。石榴口を入ると暗くて顔も良く分かりませんので、変な声を出しても、出てきたら俺じゃないという顔をしています。

『てんでんに浄瑠璃洗う風呂の中』という川柳がありますが、簡単で短い都々逸を口三味線で唸ったりしております。

湯の中で気持ちがいいもんですから、のんびりとやってるうちに欠伸が出て、都々逸が念仏になったりしています。

芸の無い人は湯の中に口を突っ込んでもぐもぐと木魚の声色を使っている奴があり、習いたてで下手な常磐津か何かを演っている。

覚書

さまざまな音曲が入った音曲噺で、演者に都々逸、浄瑠璃、義太夫などの音曲の素養がないとなかなか難しい。

演り手のなくなってきた噺ですが、昔の風呂の風情のよい噺です。

式亭三馬が書いた四編九冊の滑稽本『浮世風呂』をもとにした噺で、ほとんどは「湯屋番」などの風呂の噺のマクラになりましたが、この噺だけ残りました。

浮世風呂~雷門福助(初代)

浮世風呂~古今亭志ん生(四代目)

浮世風呂~春風亭小柳枝

浮世風呂~柳家小さん(三代目)

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