替り目~古今亭志ん生・桂米朝・古今亭志ん朝・桂枝雀



世の中に女房くらい有り難いものはないね

替り目~古今亭志ん生


酒を飲んでへべれけの男が夜道を歩いています。

「俥差し上げましょうか」と俥屋が声をかけると「力持ちだなぁ、じゃあ差し上げてみてくれ」とからかい、ようやく乗ったと思えばそこは家の前。

女房が出てきて俥屋に謝り亭主に文句を言います。
家に入った男、寝酒を出せ肴を出せとうるさく仕方がないのでおでん屋で何かみつくろってくると外へ。

覚書

志ん生はこの噺の後半をやめて、後女房がまだ家を出ていないのに気づかず「この飲んだくれを世話してくれるのはあの女房以外にない」と女房に感謝するしみじみとした独り言から「あれっまだ行ってなかったのか」でサゲて十八番としていました。

このサゲが定着してしまったので、なぜこの噺の題が「替り目」というのかわからないという向きもたくさんいらっしゃいます。

もともとの噺では女房が外へ出ている間にうどん屋の屋台が通りがかり、からんだ挙句に酒の燗をさせる、新内流しが来たら都々逸を弾かせます。帰ってきた女房がこのいきさつを聞いてうどん屋を見つけて謝ろうと声をかけると、うどん屋は「あそこへは行けない、今頃お銚子の替り目だ」でサゲになります。

替り目~桂米朝


米朝は、志ん生のおかしさやペーソスを絶賛しながらも、題名から言っても後半をもっと大事にすべきでサゲまでやらないと主題が生かされない、しかし女房相手よりもうどん屋相手のほうが酔態に工夫が必要で楽な噺ではないと語っています。

替り目~古今亭志ん朝

替り目~桂枝雀

亭主関白


こちらも志ん生の「替り目」ですが、「亭主関白」または「元帳」という題でSP盤に残っています。
7分弱と短いですが貴重な録音で、サゲは「元帳見られちゃった」

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