景清~桂米朝・桂文楽・桂枝雀他【動画】



百日でダメなら二百日、三百日でもお詣りしてみなさいな

桂米朝~景清

失明した目貫師(彫金職人)の定次郎が近所の旦那、甚兵衛と話をしています。

医者にも見放され、神仏にすがろうと眼病に効くといわれる柳谷観音へ二十一の日の間、願掛けに行ったが、隣で願文を唱えていた同じ失明者の娘と気が合って、賽銭箱をひっくり返してその金で娘とカシワで一杯やってたら、目がうずいうずいて・・。
寺まで戻って「法界悋気もええ加減にせぇ」と怒って帰ってきたのだと言う。

甚兵衛は呆れながらも、もう一度、清水さんに百日、百日で治らなければ二百日でも三百日でもお参りするように勧めます。

さて満願の百日目・・。


三代目三遊亭圓馬が東京に移し、桂文楽が人情噺として完成させた話で、上方らしく鳴り物が入ってにぎやかな演出です。

定次郎の目が見えるようになって元の目を持ち帰ろうとすると、観世音菩薩が「下取りの目はおいてゆけ」と言うところでサゲになりますが、話としてはこれは前半です。

後半では、景清の力を得た定次郎は、大名の行列に暴れ込んで「姿かたちは変われども、心は正しく平家の武士、悪七兵衛景清なるわ」と大音声。
殿様が「景清などと、何を申すか、こやつ気が違うたな」答えて定次郎「いや、目が違うた」でサゲになります。

前半だけなら現代の話としてもおかしくないですが、後半をやると時代が江戸時代に限定されてしまうために、たいてい前半で切られます。

桂枝雀~景清

桂文楽(八代目)~景清


文楽では寺は上野の清水さん。「京都が本家だよ、いろいろ故事はあるけれども」と言いますが、景清の話は出てきません。
雷に打たれて気が付いた時に目が見えるようになり、「目のない方に目ができました」でサゲています。

三遊亭百生~景清

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