時そば(時うどん)~古今亭志ん朝・柳家喬太郎 ・桂枝雀他【動画】



古今亭志ん朝~時そば

江戸っ子は蕎麦っ食いを自慢にしていました。箸で少し挟んで三分の一ほどツユをつけて一気にすすり込む。

昔は夜鷹蕎麦という商いがあり、振り分け荷をかついで蕎麦を売り歩きます。
二八そばとも言われ、蕎麦が八割でつなぎが二割の蕎麦だからというのと、料金が2×8の16六文と決まっていたからという説があります。

ある男、夜鷹そばを呼び止めてしっぽくを頼み、アタリヤという屋号を褒め、割り箸を褒め、丼を褒め、出汁、蕎麦を褒め、竹輪もぶ厚い結構結構と食べ終わります。

さてお勘定となって十六文。細かいので手を出してくれと言って、「一つ、二つ、三つ・・・」途中で「七、八、今何時だい?」「九つで」「十、十一」と一文をごまかします。

それを見ていた男が翌日、同じ手で一文ごまかそうと企みます。

覚書

笑話本『軽口初笑』享保11年(1726年)の「他人は喰うより」が原典で、上方噺の「時うどん」を三代目柳家小さんが東京に移して東京ではうどんはあまり食べませんので「時そば」。

前座噺の筆頭で、この噺を知らない日本人はいないと思いますが、実際に高座で真打の口演を聞いた人というのはあまりいないのではないでしょうか。

この志ん朝もそうですが、名人上手と言われた噺家もたまにはこういう噺を演ります。掲載したいずれもサワリがいいし蕎麦・うどんをすするのもいい。

映像ではそれなりに伝わりますが、この噺はしぐさの面白さも醍醐味のひとつですので一度は寄席に足を運んで前座の噺でもよいから実際に見てもらいたい噺です。

柳家喬太郎~時そば(コロッケそば)【動画】

桂枝雀~時うどん【動画】


時そばでは、一人の男がお代を一文ごまかすのを見ていた男が二番煎じをしますが、時うどんでは友人が金を出し合っても十五文しかなく、兄貴分が俺にいい考えがあるから二人で一杯食べようと言うところに十五文である必然性があり、翌日弟分が昨日のやりとりを一人で再現するところにもおかしみがあります。

柳家小三治~時そば

桂文我~時うどん

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