掛取り(掛取万歳)~三遊亭圓生・桂米朝



掛取万歳~三遊亭圓生【動画】

今日は大晦日。年が明けますと十五日くらいまでは掛取りもできない風潮でしたので、商売人は皆この日に払ってもらおうために町を駆けずり回っています。

さて長屋に住む男。家賃や日々の食べ物の払いもできない貧乏暮し。今年はどうしようかと算段しております。

去年は自分が死んだことにして追い返しましたが、さて今年はどうするのかと女房が聞きますと、今年は男は掛取りの好きなものの話をして断りを入れるのだと言います。

まず来たのは狂歌好きの大家。自分も狂歌に凝っている、と貧乏づくしで狂歌を披露します。
「何もかもありたけ質に置き炬燵 かかろう島の蒲団だになし」
「貧乏の棒は次第に長くなり 振り回されぬ年の暮れかな」
「貧乏をすれど この家に風情あり 質の流れに借金の山」

大家は大いに感心して
「貸しはやる 借りは取られる世の中に 何とて大家つれなかるらん」
と桜の散る時分まで待ってやろうと帰っていきます。

覚書

昔は商家などでは年に二回の節季(盆暮)に集金できないと次の節季まで催促はできず、食料品などの小商いでは月末にまとめて払うのが通例になっていました。

掛取りの好きなものに合わせて支払いを伸ばすというのが繰り返される噺ですが、狂歌、相撲、浄瑠璃、芝居など幅広い芸事の素養が問われます。
演者によって得意な分野で独自に展開していく場合もあります。

掛取り~桂米朝

こちらではまず来るのは相撲好きな八百屋。「東 掛取りぃ~ 西 言い訳ぇ~」と呼び出しの声で迎えまして。。

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