徂徠豆腐~立川志の輔・入船亭扇辰・広沢春菊【動画】



情けは人のためならず。貧乏学者にオカラを届け続けた豆腐屋七兵衛

徂徠豆腐~立川志の輔

荻生徂徠(おぎゅうそらい)と豆腐屋七兵衛の心温まる物語です。

豆腐屋の上総屋七兵衛、芝増上寺門前の路地にある貧乏長屋の前を通りかかると、声をかけられます。

男は豆腐を一丁頼み、その場でがつがつと食べてしまいます。

お代は四文です、と七兵衛。細かいのは持ち合わせがないと男が言うので、では翌日ということにしますが、数日の間豆腐を食べるものの払いはなく、結局大きいのも細かいのもない一文無し。

長屋の男の部屋を覗くと本の他は何もなく、学者として召し抱えられた時に出世払いをしたいと言います。

気の毒に思った七兵衛は、それからこの男を先生と呼び毎日オカラを運びますが、ある時体調をくずして寝込み、男のことが気にかかりながら数日養生をします。

体調の戻った七兵衛、先生は大丈夫だろうかと長屋へ行きますが、家を引き払った様子で行方が知れません。

ほどなく七兵衛の店が火事で焼失、しかし、日頃の付き合いというのはありがたいもので、友人が自分の家においで、私の家においでと声をかけてもらい、世話になります。

そこに「焼け出された七兵衛さんはこちらで?」と大工の棟梁らしい人が尋ねて来て、「さるお方から頼まれました。当座のしのぎに」と十両の金を渡して去っていきます。

徂徠豆腐~入船亭扇辰

徂徠豆腐~浪曲・広沢春菊(二代目)


三味線を伴奏に節(歌)と啖呵(語り)で話が進みます。こちらでは、上総屋は増上寺への出入りを許され、巷ではここの冷奴を何もつけずに食べると出世ができる「出世豆腐」、オカラを食べると「火災保険に入るより確か」という大繁盛。
講談にはサゲはありませんので、”情けこそ 人の心の鏡という” でシメになります。

こちらも合わせてたっぷりどうぞ





This entry was posted in さ~そ, 入船亭扇辰, 立川志の輔 and tagged , . Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*