富士詣り~柳家権太楼・橘ノ園・三遊亭小園朝



五戒を破った奴は懺悔しな

富士詣り~柳家権太楼


「講」を組んで富士山へと出かけた長屋の連中。
ろくに登ってもいないのに早くも先達に一休みしましょうと言い出します。

先達は「六根清浄」と掛け声をかけながら登ると体にはずみがついてよいと教え、しばらくは調子よく登りますが結局続かず休憩をとることになります。

お山は晴天でよかったですねと言っていると、急に雲が出て雨模様になってきます。

先達は、山に登る前日に垢離場というところで水垢離をしたが、それをやっていない奴がいると山が荒れる。また、五戒(飲酒戒・妄語戒・偸盗戒・殺生戒・邪淫戒)を破った者は天狗に八つ裂きにされるのでここで懺悔をしたほうがいいと話ます。

それを聞いた一人の男、偸盗戒を破ってしまったと話し出します。
町内の銭湯で自分の下駄があまりに汚いので、側の柾目の通ったいい下駄があったのでそれを履いてそのまま帰って来たと言います。

もう一人、熊が進み出て、最も破ってはならないと言われた邪淫戒を破ったという。

覚書

最近はとんと聴かれなくなった古典落語です。

富士山信仰は戦国時代から始まり、江戸期に最盛期を迎え、祭事と富士詣りを行う「富士講」が町内にひとつはあったといわれます。

当時は江戸日本橋を出て富士吉田の一合目までが三十里(約120km)。早くても五日はかかった行程で、ここで水垢離をとって翌日から登り始めて二、三日。帰りは物見遊山がてらに寄り道をしたり宴会女郎買いと、数週間の旅になりました。

富士詣り~橘ノ園


三代目ですね。あまり聴きませんでしたがいい味出してます。

富士詣り~三遊亭小園朝

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