田楽喰い(ん廻し)~桂米朝・桂雀々・三笑亭小遊三【動画】






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てんてんてんまのてんじんさんで六本もらおか

桂雀々~田楽喰い

若いものが寄り集まって酒盛り。アテは豆腐の田楽。味噌は”ミソをつける”とゲンが悪いから、運がつくように”ん(運)廻し”をやろうと言い出します。”ん”のつく言葉を言って、”ん”一字につき1本取って食べるという趣向です。

「よう言いまへん」で一本、「れんこん」で二本、「人参、大根」で三本、「でんてん天満の天神さん」で六本、とどんどん増えて行きまして。

覚書

『寄合酒』と『田楽食い(ん廻し)』は、江戸期の終わりまでは別々の噺として演じられ、その後繋がって明治から昭和初期にかけては『寄合酒』をサゲまで語ると『田楽食い』になるというかたちで演じられてきました。

現在では、この噺はまた別れて『寄合酒』は若者が集まって金はないけれど飲みたい、皆で算段をして酒や料理を調達してくるという噺、『ん廻し・田楽食い』は兄貴分の家に菰樽があるのを狙って、酒を買ったが割ってしまったと嘘を言い、兄貴分にご馳走になり、豆腐の田楽を焼いてもらって、運が廻るように”ん”のつく言葉を言って、”ん”の数だけ田楽を食ってよいという展開になります。

豆腐に味噌をつけて焼いた豆腐の田楽は、全国的にもあまりなじみのないものになりましたが、昔の上方では、おでんと言えば田楽のことを言いました。京都南禅寺あたりでは、この豆腐の味噌田楽が名物として売られています。関東風のダシで煮込んだおでんは、関東煮(関東だき、カント炊き)と言っていましたが、これもあまり言わなくなりました。

サケはさまざまなものがあり、米朝はまだ焼けていないと怒る男に「あぁ、火事やさかいあんまり焼かんほうがよかろう。」となります。古いものでは三十三間堂の通し矢で、矢が当たるとドンと太鼓が鳴る、はずれるとカンという鐘を鳴らす様子を「当たるとタイコがドン、ドンドンドン、カンカンカン」と繰り返す男に、「焼くのが間に合わん」「焼かず(矢数)で食う」というものもありました。

三遊亭小遊三~ん廻し

落語 田楽食いん廻し ディスコグラフィ

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桂米朝
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