唐茄子屋政談~志ん朝・志ん生・圓生・さん喬他【動画】



勘当?結構、お天道さまと米のメシはついてまわりますから

古今亭志ん朝 唐茄子屋政談【動画】


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上段

商家の若旦那の徳三郎、吉原通いが過ぎて家にもなかなか帰ってこない。
道楽をやめなければ勘当だと言い渡されますが、

「勘当?結構、お天道さまと米のメシはついてまわりますから。さいならっ」と家を出て行ってしまいます。

なじみの芸者や幇間のところに居候をしますが、いつまでもいい顔はしません。
それを察した徳三郎、行くところがなくご飯も食べられず、こんなつらい暮らしをして弱って死んでしまうならばと、吾妻橋から身を投げようとします。

それを止めたのが、偶然通りかかった叔父さん。「なんだ、おめえか。おめぇなら止めるんじゃなかった」と言いますが、結局家に連れて帰ります。

翌日、叔父は若旦那に唐茄子の行商をしろと言います。格好悪いという若旦那に「なら、もとの汚い着物に着替えて出て行け」としかりつけます。

天秤棒をかつがせ、弁当を持たせ「時分時に家の軒を借りてお茶か水をもらって食べろ」と外へ送り出します。

箸より重いものを持ったことのない徳三郎、田原町まで来ますが肩に食い込む天秤棒と夏の日差しにフラフラとなり、倒れて唐茄子が散乱してしまいます。

親切な職人風の男が事情を聞き、近所や通りががりの人に声をかけて売りさばいてくれます。

二つ残った唐茄子をなんとか自分で売ろうと、売り声の練習にと田の中へ。あぁ、ここは吉原田んぼ、吉原が向こうに見えます。

ついこの間まで楽しく過ごした花魁のことを思い出し、売り声が「薄墨」になってしまいます。

そして、上段最後の徳三郎。花魁の思い出が湧き、つい、うた沢(うたざわ)が出るが、唐茄子の売り声に戻して商売をしていこうという決意が見える情緒のある場面です。

下段

残った二つの唐茄子をかついで誓願寺長屋(せいがんじだな)に入ってきた徳三郎。

着ているものはひどいが品のある女が唐茄子を売って欲しいと言います。

徳三郎は、一つの値段で二つを買ってもらえないかと言い、その家の軒先を借りて弁当を使わせてもらうことにします。

そこにいた五歳ばかりの子供が弁当をじっと見ています。女に聞けば、自分が体調をくずして働きに出ることができず、三日ほどご飯を食べさせることができない、できれば隣の家で食べてほしい、と言います。

自分もひもじい思いを経験し、気の毒に思った徳三郎、弁当を子供にあげ、売上を残らず女に渡して帰ります。

女は後を追いかけますが、その様子を見ていた大家が店賃の足しだと言って財布ごと取り上げてしまいます。

叔父さんの家に帰ってきた徳三郎、こういうわけで全部売れたが売上金はないと言います。

お前を疑うわけではないが本当かどうか確認する、と叔父さんと一緒に誓願寺棚へ行くと、女はいない。

隣に聞くと、女は大家に金をとられて八百屋さんに申し訳ないと首をくくった。皆で助けて医者に運び、命はなんとか取り留めたという。

怒った徳三郎、大家のところに乗り込みます。

覚書

江戸の人情がぎっしりと詰まった名作です。

叔父さんが身を投げようとしたのが徳三郎だとわかり、「おめえなら助けるんじゃなかった、飛び込んじまえ」という場面は、血の繋がった甥のことを心配しながら突き放すことを言う気持ちの揺れが醍醐味、

倒れた徳三郎の事情を聞いて唐茄子を売りさばいてくれる男の場面では、江戸っ子の気さくな人情が感じられて気持ちが暖かくなります。

大抵は上段で切ってしまうことが多く、下段は語られることが少なくなってます。
上方では南京屋政談、南京政談として語られます。

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