品川心中~三遊亭圓生・古今亭志ん朝・立川談志・金原亭馬生・春風亭柳朝



品川は衣衣の別れなり

品川心中~三遊亭圓生【動画】


品川遊郭の白木屋でずっと板頭(いたがしら)を張っていたお染。

トウが立って来まして小じわを白粉で隠し、この間まで鼻先であしらっていた子供にいい客がついて自分が二番三番に落ちる。

紋日には若い者やおばさんなどに付け届けをしなければなりません。親方や客にも用立てをしてくれる者はいない、いっそ死んでしまおうと決心をしますが、一人で死んだとなると金に詰まって死んだと思われるが誰かと死ねば心中という浮名が立つと思いつき贔屓帳を開いて誰と死のうかと選び始めます。

こいつなら死んでもいい奴だと選んだのが貸本屋の金蔵。身の上の相談があると手紙を書いて呼び出し、喜んで来た金蔵に、紋日のために四十両の金がいるが手配できないので死んでしまうと打ち明けます。

金蔵、それなら俺も一緒に死んでやると請負い、翌朝白無垢と匕首を買って親方へ暇乞いに向かいます。

覚書

映画「幕末太陽伝」やドラマ「タイガー&ドラゴン」でも映像化された噺です。

板頭(いたがしら)は玉の一番高いもの順に板をかけ、その筆頭の板に書かれる女郎のことを言いました。吉原ではお職と言いましたが宿場ではこの呼称は許されていませんでした。

この噺は上下あり、上段では死にそびれた金蔵が親方のところへ出かけ、博打をしていた親方の家では役人が来たと勘違いして皆が慌てる中、一人泰然としている男がおり、男を褒めると「腰が抜けております」でサゲになります。

下段は「星野屋」の筋とよく似て、金蔵が幽霊になってお染を坊主にしてしまうまでが語られますが、大抵は上段で切って演じられます。

《下》
金蔵に事情を聞いた親方がお染への復讐を企てます。

金蔵に、大引け前にできるだけ生気のないかたちで見世へ行き、生き返ってお前が心配だから来たと言って寝てしまえ。
その頃を見計らって俺も見世へ行って金蔵の通夜に来てくれと話す。
女はそんなはずはない、今、部屋で寝ていると言って部屋を見に行くから姿を隠して位牌を布団に置いておけ。
俺は、それは金蔵の幽霊だ、お前は取り殺される。頭を丸めて供養したほうがよいと勧めて髪を剃ってしまう。

サゲは「お前があんまり客を釣るから、魚篭に(比丘尼)されたんだ」。

品川心中~古今亭志ん朝

品川心中~立川談志

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