和歌三神~古今亭志ん生






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向島で和歌三神に逢う

和歌三神~古今亭志ん生

冬の朝。雪が積っているのを見て、家の主人が権助に「向島にでも行って雪見をしよう。」と言い出します。「寒いから嫌だ。」としぶる権助に「酒を飲ませてやるから。」と連れ出し、二人は向島へ。

土手の下で酒盛をしている「おこも」(乞食)三人を見つけ、権助の持っている酒を持って仲間入りをします。この三人、ぞれぞれ渾名が「フン屋の泰秀」「垣根の元の人丸」「癩病ン坊(なりんぼう)の平吉」と言い、名前にちなんだ歌を読みます。

“吹くからに 秋のくさやはさむしろの 肘をマクラに われは安秀”
“ほのぼのとあかしかねたる 冬の夜に ちぢみちぢみて 人丸く寝る”
“千早ふる 神や仏に見放され かかる姿にわれは業平”

覚書

和歌三神の「文屋康秀」「柿本人麻呂」「在原業平」をもじっていて、それぞれが名前にちなんだ和歌を持っているという風流な噺なんですが、さすがに現在では聞かれません。また、流通している音源も無いようです。

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