叩き蟹~三遊亭圓窓



情けは人のためならず

叩き蟹~三遊亭圓窓


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日本橋近くの餅屋で何やら騒ぎが起こっているのを聞きつけた旅人。
餅屋が餅を盗もうとした子供をつかまえて折檻しようとしているという。

親のふりをして前に出て、子供の話を聞きますと、親は大工だが仕事場で怪我をしてそこから毒が入って身体が動かなくなってしまい、母親は産後の肥立ちが悪く寝たきりになっていると言います。

近所の使い走りをして食いつないでいたが、その仕事もここのところ無く、水ばかり飲んでいたが餅屋の前を通ると美味しそうなのでつい手が出てしまったと聞き、旅人は餅屋の主人に自分が勘定を払うと言って子供に三皿、家族のために七皿を包ませます。

お代は百文、しかし旅人は一文無しで木切れで蟹を彫ってこれをカタにと去ってしまいます。

主人はこんなものをもらっても仕方がないと腹を立て、悔し紛れに煙管蟹の甲羅を叩くと蟹がツツっと横に這っていきます。

覚書

左甚五郎の晩年でしょうか。

浪曲ダネでもともとオチはないのですが、圓窓が指を蟹のハサミの仕草も加えて下げています。

甚五郎モノは、三井越後屋に大黒像の製作を頼まれて江戸へ出かける途中、神奈川の宿で一文無しになって宿屋で居続けをする『竹の水仙』、江戸に入って大工政五郎の世話になる『三井の大黒』、仙台の宿では自分の宿屋を乗っ取られて腰も立たず小さな息子と二人のためにねずみの彫刻をする人情噺『ねずみ』などがよく知られています。合わせてどうぞ。

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