双蝶々~三遊亭圓生・林家正蔵



二時間に渡る大作 三遊亭圓生の双蝶々(ふたつちょうちょう)

舞台は湯島の大根畠から上野の北、下谷山崎町、そして浅草界隈

小さいころから手に負えない悪の長吉を描く序の段、黒米問屋、下谷山崎町の山崎屋で小僧の定吉、番頭の権九郎を殺害して逐電するまでを描いた中の段、そして長吉の両親である長兵衛夫婦との再会を描く下の段「雪の子別れ」まで、二時間に渡る超大作です。

浪花節、義太夫と同様に今日は序の段、次の日に中の段と、最初から最後までを一気に語ることは少なかった大作です。

現在人情噺と言えば「芝浜」など、ほろっとくる噺だと思われている方が大半ですが、本来は「真景累ヶ淵」のような主に江戸時代から明治初期あたりまでの町人社会・世相風俗を扱った長い続き噺を言い、歌舞伎では『世話物』と言われる分野にあたります。
こういう噺ができなければ-本当の真打とは認められません。

今は寄席で聴くことはまずできません。研究会などでは演っているんでしょうか。

八代目 林家正蔵 『双蝶々』


怪談噺、芝居噺を得意とした彦六の正蔵、八代目正蔵 晩年のものです。

最後の立ち回りは絶品。舞いを見ているような見事さです。

こちらも合わせてたっぷりどうぞ





This entry was posted in は~ほ, 三遊亭圓生, 林家正蔵(八代目・彦六の正蔵) and tagged . Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*