八五郎出世(妾馬)~三遊亭圓生・立川志の輔・古今亭志ん生・古今亭志ん朝・五街道雲助・三笑亭可楽






お笑い・漫才芸人列伝お笑い・漫才芸人列伝
古今東西のお笑い・漫才芸人の貴重な映像・音声を集積。
明治・大正・昭和・平成・令和の数々の芸人を、映像と音声で紹介します。

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何にもいらない、おふくろに一回だけ孫を抱かせてやってくれませんか

八五郎出世~三遊亭圓生

大家が八五郎を呼び、「大名・赤井御門守様の側室に上がったお前の妹のお鶴がお世継ぎを産んだ。ついては八五郎にも褒美をくださるのでお屋敷に行くように。」と言います。大家が羽織袴を貸し「言葉遣いも改めろ、何か言う時には最初に”お”最後に”奉る”と言うのだ」と教えます。

お屋敷に来た八五郎、家老の田中三太夫に案内されて御前へ。教えられた”お” “たてまつる”を使いますがどうにもうまくない。御門守に、「友と話すように無礼講でよい」とすすめられて八五郎、喜んでいつものように話し出します。

豪華な料理と旨い酒にしたたか酔った八五郎、妹のお鶴が御門守のそばにいることにようやく気づいて、立派になったと驚き喜び、また、「母親は孫を抱けないと嘆いていた」と言って少ししんみり。「湿っぽくなった。陽気にやりましょう」と、都々逸などを歌い始めます。

覚書

序段から下段まで通しでやるとゆうに一時間を超える大ネタです。序段は赤井御門守がお鶴を見初めて屋敷へ迎えるまで。

中段はお鶴がお世継ぎを生み、赤井御門守に八五郎が気に入られて侍に取り立てられるまで。たいていはこの中段のみが語られ、題も『八五郎出世』で、「八五郎が侍に取り立てられるという、妾馬(八五郎出世)の一席。お時間でございます。」とサゲられます。

下段は侍になった八五郎が石垣杢蔵左衛門(いしがきもくぞうざえもん)と名を改め、ある日使者として馬に乗って出かけたところ、馬が急に走り出し、通りかかった家中の人に馬を止めてもらって「いずこへ行かれる」「行き先は馬には聞いてくれ」でサゲるものと、さらに武士を辞めて職人として幸せに暮らすところまでを描くものがあります。

『妾馬』(めかうま、めかんま)の題がつけられたのはこの下段の馬の話でサゲたところからなのですが、ここまで語られることはほぼなく、なぜこの題なのかと思われる方も多々いらっしゃいます。

新・八五郎出世 立川志の輔

志の輔は、八五郎が家族を思って語る場面を情緒豊かに表現しました。「褒美も何にもいらない、おふくろに一回だけ孫を抱かせてやってくれませんか」は泣かせてくれます。

妾馬~古今亭志ん生

妾馬 金原亭馬生

妾馬 古今亭志ん朝

妾馬~三笑亭可楽

八五郎出世 五街道雲助

妾馬 柳家さん喬

妾馬 春風亭小柳枝 

落語 妾馬・八五郎出世(Spotify)

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金原亭馬生/妾馬

柳家さん喬

柳亭市馬/妾馬

入船亭扇遊/妾馬

春風亭一朝/妾馬

三遊亭夢楽/八五郎の出世

古今亭志ん輔/妾馬

落語 妾馬・八五郎出世 ディスコグラフィ

柳家さん喬 柳家花緑 柳亭市馬 立川志らく

桂平治 古今亭志ん輔 入船亭扇遊 春風亭小柳枝

三笑亭夢楽 桂文我

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