二階ぞめき~古今亭志ん生・立川談志・柳家花緑



二階ぞめき~古今亭志ん生

あるお店(おたな)の若旦那、毎日吉原へ通っております。

番頭が見かねて
「内緒で、ひょいと身請けしちゃって、他所(よそ)ィ囲っといて、昼間お父つぁんに内緒で行って会ったらいいでしょう」

と言いますが、若旦那は、
「女ぁどうこう言うんじゃねえんだよ。吉原てものが好きなんだ。吉原ァうちィ持って来てくれりゃあ行かないよ」

これを聞いた番頭、旦那と相談して出入りの腕のいい大工を頼み、家の二階を吉原そっくりに作り替えます。

覚書

志ん生が生涯で最も多く高座にかけた噺かもしれません。

遊女三千人と言われた吉原。
張見世があったのは大正のはじめ頃までと言います。
志ん生も明治の吉原に実際に通っていましたので、臨場感は抜群、自身もその頃の吉原の雰囲気を懐かしむように語り、息子の志ん朝も親父の持ちネタの中で一番だと言っていました。

「ぞめき」「ぞめく」は、「騒き」「騒く」と書き、大勢で騒ぎながら歩くことを言う江戸言葉で、吉原の通りで花魁や牛太郎を相手にわいわいとひやかして歩くのを吉原ぞめきなどと言いました。
「ひやかし」は、吉原近在の紙屋の職人が漉いた紙が冷えて乾くまで吉原を回って歩いたというのが語源ですが、漢字では「素見し」と書きます。

二階ぞめき~立川談志

二階ぞめき~柳家花緑

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