一眼国~古今亭志ん生・林家正蔵・春風亭柳朝他【動画】



古今亭志ん生~一眼国

江戸両国で見世物小屋を開いている香具師の親方。
諸国を歩く六十六部を家に上げ、諸国をめぐっているうちに何かめずらしいものを見たとか、見世物のネタになりそうな話を教えて欲しいと頼みます。

六部はそんな話はないと言いますが、親方が粗末な飯を提供して食べているうちに、「そういえば、一度恐ろしい目に遭ったことがある」と話し出します。


江戸から北へ百二、三十里ほどいったところに大きな原があり、ここで五、六歳くらいの一つ目の女の子(彦六では男の子)を見たと言います。

親方は早速旅支度をして北に向かい、大きな原に到着し、六部の言っていた一つ目の子供をみつけて小脇にかかえて走り出します。


覚書一 見世物小屋の風景

昔、と言っても昭和と平成の境目くらいだったと思いますが、狼娘という見世物小屋に入ったことがあります。

狼に育てられた娘だという触れ込みで、入ってみると、双頭の蛇だとか何かわからないもののホルマリン漬けのようなものが少し置いてあり、舞台にはボロボロの着物をまとって髪を振り乱した汚いばあさんが、細い蛇を持ち、これを鼻から入れて口から出してゴシゴシとこすっていたというのがありました。

お代は見てのお帰り、という後払いでしたが、出口にはコワモテの兄さんが座っており、三百円だったか、五百円だか忘れましたが無念な気持ちで払って帰りました。

助六のサワリでは、さまざまなインチキ見世物の描写があり、特に赤ん坊を食わせるという演し物には当時のさまざまな状況が感じられて興味深いです。

覚書二 一眼国はどこにある

この一眼国には一つ目の人間がたくさんいるわけですが、さて、噺によると北へ百二、三十里。東に、という落語家もあります。

彦六は北に百五、六十里と言ってますが、少し東よりに道をとったとしても北海道まで行ってしまいます。

一里は約4Km。120里から~130里とすると、480Kmから520Km。
まぁ、とんでもなく大雑把なことですが、地図の直線距離ではかってみますと、秋田県、岩手県、青森県が範囲に収まりそうです。

で、こういう変異妖怪の類ということになると、思い浮かぶのは遠野。江戸から直線で約440Kmというところですので、私はここに決めました。

林家正蔵~一眼国

春風亭柳朝~一眼国


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