ハナコ~立川志の輔



「予め申し上げておきます」

ハナコ~立川志の輔

温泉旅館に来た三人の男、女将が今日は仲居が一人休みで手が届かないところがあるかもしれないことを「予め申し上げておきます」と言います。

部屋に案内されるまでに、ここに段差がございますことを予め申し上げておきます、こちらの蛍光灯はついたり消えたりしますが玉がおかしくなっているのでイルミネーションではございませんことを予め申し上げておきます。

部屋に入っても、予め申し上げておきます、予め申し上げておきますと妙に念を押し、三人は何か疲れを感じるなと言いながら風呂に入り、食事となりますが・・

覚書

日本人がよく使用する「予め(あらかじめ)」を題材にした新作落語で、2009年の志の輔落語@渋谷パルコの初演以来人気の演目です。

この頃は、食品会社や飲食店が賞味期限や産地偽装を行ったことが報道されて大きな問題となりました。

特に輸入牛肉を国産と偽ってBSE対策の補助金をだまし取った雪印事件や、賞味期限偽装や食べ残しの再提供が発覚した船場吉兆、鶏や豚を混入した挽肉を牛挽肉として販売したミートホープなど、食物に対する信頼が失われてしまった時期でした。

それらをふまえて「偽装のないもの」を「予め確認してもらう」という女将の心遣いがかえってアダとなっていきます。

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